札幌で庭づくりをはじめて4年。
ナチュラルガーデン&クレマチスが好き
グレーと白のブチのウサギも飼育中
庭仕事も一段落というか冬の間は休まざるを得ない、ということで目先の違う記事を。
けれど、大きな目で見れば庭仕事も自分の体のケアも繋がっているのですね~
それは最後にわかることとして、いつも何気なく使っている石鹸のことから。
石鹸の歴史をネットでググってみたけれど、1万年前からとか、メソポタミア文明からとか、
統一された見解はないようです。
特定の石鹸メーカーのサイトではないので少しは公正かな~と思いまして
とりあえず、以下を採用しました。
石鹸の起源
人類初の石鹸は、紀元前3000年頃にできたと言われています。
古代ローマ時代の初めごろ、サポー(Sapo)という丘の神殿で羊を焼いて神に供える風習がありました。この羊を火であぶっているとき、したたり落ちた脂肪が木の灰に混ざって石鹸のようなものができたのです。その石鹸がしみ込んだ土は汚れを落とす不思議な土として珍重されました。石鹸は油脂をアルカリ剤で煮るとできるのですが、この場合は熱々の木灰が脂を煮るアルカリ剤の役目を果たしたわけです。英語で石鹸を意味するソープ(soap)は、この丘の名前から取ったといわれています。
サポーの神殿で石鹸が偶然できていた紀元前3000年代、メソポタミア(現在のイラク)でも石鹸が作られていました。シュメール人が羊毛の洗浄と石鹸の製法について粘土板にくさび形文字で記しています。作り方は木灰にいろいろな油を混ぜて煮たというもので、塗り薬や織布の漂白洗浄に使われていたそうです
http://www.live-science.com/honkan/soap/soaphistory01.html
ふむふむ。
このリンク先からわかることは
石鹸製造は8世紀ごろからスペインやイタリアで家内工業として発達。
当時の石鹸は動物性脂肪と木灰から作ったかなり臭いものだったようです。
12世紀ごろになると、地中海沿岸のオリーブ油と海藻灰を原料とした硬い石鹸(硬石鹸)が工業的に作られるようになり、この石鹸は硬くて扱いやすく、不快な臭いもなかったのでたちまちヨーロッパで人気になりました。
このころ石鹸製造が盛んだったのはフランスのマルセイユやイタリアのサボナ、ベネチアなど。
サボナという地名はサボン(savon:フランス語で「石鹸」)の語源。
17世紀には、地中海の物資の集積地であるマルセイユが石鹸工業の中心地ともなりました。
18世紀に入るとアルカリの需要が増えてきて、海藻や木から灰を作るだけでは追いつかなくなってきました。
そこでフランスが懸賞金をかけて募った結果、1791年にフランス人科学者ルブランがアルカリ剤の合成に成功します。
これは海水から採った食塩から硫酸ソーダを作り、それに石灰石と石炭を混ぜて加熱して炭酸ソーダを取り出すというものです(ルブラン法)。
石鹸製造にはアルカリ剤が不可欠ですから、これによって石鹸を大規模に生産することが可能になったのです。
その70年後、1861年にはベルギー人ソルベーによって、アンモニアソーダ法(ソルベー法)が発明されました。
これは食塩水にアンモニアガスと炭酸ガスを吹きこんで重炭酸ソーダ(重曹)を作る方法です。
ルブラン法よりも低コストで品質の高いソーダを大量に作れるので、世界中で採用されました。
その後1890年には、食塩水を電気分解してソーダを作る電解ソーダ法がドイツで工業化され、今ではこちらが世界の主流となっています。
このようにしてソーダが安く大量に作られるようになると、石鹸の製造コストも下がって安く買えるようになります。
そうなると庶民も気軽に石鹸を使いはじめ、衛生状態が良くなってきたそうです。
さて、上記の歴史の中に登場してくる「マルセイユ石鹸」ですが、
初期のマルセイユ石鹸と現在のマルセイユ石鹸は別物だそうで、
時代とともに、鹸化法や原材料となる油脂の種類が変化してきたということです。
詳しくは
マルセイユ石鹸の歴史
http://www.live-science.com/honkan/soap/soaphistory02.html
原材料はともかく、マルセイユ方式で作られていれば、マルセイユ石鹸を名乗ることができるようになっていったとか。
いずこも同じという感じですね。
次回は日本にシャボンがやってきたところから。
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引っ越し(家の売買も含め)7回を経て札幌郊外に
現在は築32年の家をリノベーションしたもの。
100坪以上の庭も改造中
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